高額療養費

No.1 高額療養費の算定の仕方

Q. 医療機関から領収書をいただいていますが、一部負担金、保険外合計金額、食事療養、領収金額などの記載があり、どの金額を高額療養費支給申請書に記載すれば良いかわかりませんので教えてください。
A. 高額療養費の対象となる金額には、差額ベッド代や病衣の貸与、あるいはインプラント費用などの保険外部分や食事負担額は対象となりません。従いまして請求金額(領収金額)は、そのまま計算対象とならず一部負担金が高額療養費の算定対象に該当します。

No.2 高額療養費

Q. 9月に体調を壊し、2週間ほど入院しました。同じ8月に子供も骨折し整形外科に通院しました。私の自己負担額は7万5千円程度でしたが子供は通院でしたの1ヶ月で2万2千円程度の負担で済んでいます。所得は月額28万円ですが高額療養費の対象となるのでしょうか。
A. 所得区分から、通常は80,100円プラス医療費の1パーセントが足きり額となりますので8万3千円程度の負担がないと高額療養費には該当しません。高額療養費には同一月内に21,000円以上の負担があった場合は、合算が可能となり負担分の7万5千円とお子様の2万2千円をプラスして高額療養費の対象金額となる可能性がありますので、合算高額として支給されます。

No.3 高額療養費を受給するためには?

Q. 高額療養費を受給するためには、申請が必要ですか。
A. 必要ありません。医療機関からiDA健保に送られてくる「診療報酬明細書」をもとに計算した高額療養費の支給対象になった方に自動的に給付決定されます。
なお、iDA健保から交付された「限度額認定証」を提出することによって、一医療機関ごとの窓口支払が自己負担限度額までで済むことになります。

No.4 高額療養費の自動払いと手続きについて

Q. 高額療養費の支給を申請してから、1カ月以上経過しても連絡がありません。支給までどのくらいかかりどのようにすれば良いのでしょうか。
A. 高額療養費の支給決定は、保険医療機関等から提出されるレセプトを確認することから、レセプトが届くおおよそ3カ月を経過しないとできません。
なお、iDA健保は令和2年10月1日より自動払い制度を導入しておりますので、支給決定できる状況になりますと連絡いたします。
その際は、高額療養費口座振込依頼書を送付しますので、該当事項を記入して返送してください。